離婚後、会社を辞めて小さな喫茶店を始めた女性が、数年後に結婚することになったチョットいい話
チョットいい話です。
今日は少し今までのお見合いKnow-howとは違いますが、こんな事も長い人生には起こるのだというお話です。
ある時、女子大学生が軽音楽クラブに部活として入部しました。
田舎から出てきた新入生にとって大学生活は何もかもが新鮮でした。
そこで、2歳先輩の男性から声をかけられて、部活で顔を合わせるうちに段々仲良くなり、親しく付き合うようになりました。
そして卒業してからも恋人同士。
お互いに会社員として別々の会社で働いていました。
そして当然のように結婚しました。
楽しい新婚生活が始まったのですが、それもつかの間。
お互いに知りつくしているから上手くいくはず、なのですが、お互いに我儘なのでしょうか?
そんなはずはない、と思いつつしっくり今まで通りにすんなりと滑らかにいきません。
性格の不一致?
性格は合うと言ってもそれぞれ違うものですよね。
ですので、この状態は一体何なのでしょうか。
結婚はお互いが寄り添って、相手を思いやる気持ちがないとただの同居人になってしまいますね。
その時は愛があるか、無くなったのか。
お互いが意地を張って、向こうから寄り添えば。
とか、自分中心で考えてしまうのでしょうか。
折角学生時代から付き合って結婚したのにどうなってしまったのでしょうか。
相手を気づかう思いやりは何処へ行ったのでしょう。
長く一緒に生活しているとついつい我儘がでてしまうのは仕方ないですが、でも相手を思いやれば、自分勝手にはできないと思います。
何と無くしっくり行かない日々が続きどちらからともなく「別れよう」と思うようになりました。
今の若者はそんなに簡単に分かれられるのでしょうか?辛いことです。
学生時代から10年も一緒に生活したのですがこんなあっさりと別れられるものなのでしょうか。
双方の親たちのがっかりした顔が想像できますね。
そして、時が過ぎそれぞれの道を歩み始めて3年が経ちました。
女性は今までの会社員としての生活から転職して、可愛い小さな喫茶店を始めました。
勿論、昔の勤めていた会社にも開店の挨拶に行きました。
元同僚達は新しい事業を応援してくれました。
ここまでは想像出来ますが、驚いたことに、そのうちの1人がプロポーズをしたのです。
その女性は凄く悩みました。
3年前のあの離婚の苦しみを忘れたわけではありません。
もう結婚なんて懲り懲りと思う反面、その元同僚の良いところを探したりしている自分にハッと驚いています。
そして気が付きました。
全く性格が合わないけど、やさしいし、お互いに空気のような存在だと気づいたのです。
小さな喫茶店も続けていいよと言ってくれました。
勿論、その女性の離婚したことも知っています。
あなたがその女性ならどうしますか?
そうです。
何もかも受け入れてくれる優しい彼にもう一度結婚する決心をしたのでした。
この話は女性が主役になっていますが、男性にも優しい全てを受け入れてくれる女性も沢山おられます。
一度の失敗でへこたれず、前向きに生きていればことわざにもあるように捨てる神あれば拾う神ありです。
長い人生にはやり直す時間もあると言うことだと思います。
連れ添う、連れ合い、なんて言葉がぴったりのお二人さんでした。
チョットほっこりするいい話なので、結婚を考えておられる方にお裾分けです。
おわり。
ばあば柳川結婚相談所 柳川雅子